子ども自身もメールで相談
子どもの成長には、家庭以外の場でたくさんの大人と触れ合うことが必要です。遠くの親戚、園の先生、担任の先生、かかりつけのお医者さん、習い事の先生やコーチ、近所のおじさんおばさん、お年寄り・・・。
かかわりの中で、社会のルールや各人の役割を学びます。そして家族以外との付き合い方、マナーの練習をします。さらにモデルとなる年長者を見つけ、真似をするようになります。
大人の方も、何くれとなく関わりながら、居場所を提供してくれ、話し相手をし、困りごとも聞いてくれます。子どもにとって楽しみ、成長、ストレス解消、SOS発信の場となります。
しかし今、コロナ禍で外出が思うように出来ず、家庭の中で子どもが孤独になる時間が増えています。かかわり事態が減っており、いろんな感情を吐き出す場もなかなか無いでしょう。
家庭での会話、スキンシップ、室内遊びなどで感情はある程度吐き出せますが、外にも良いつながりがたくさんあった方が楽になります。
離れた知人と手紙、電話、メール、SNSというのは、大人だけでなく子どもにも有効な気分転換になります。
また、子ども自身がメールを出して相談することのできる所もあります。
「こころ×子どもメール相談」https://www.ncchd.go.jp/news/2021/210108.html
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「こころのお知らせけいじばん」は
精神科専門医いわもとあきこさんによる連載です。