インフルエンザの季節です。
院長のたかばちです。
2019年が始まって、はや1ヶ月がたとうとしています。
今年は年始早々から磯子区休日診療所に出勤して、慌ただしい年明けでした。
クリニックが始まってからもインフルエンザの大流行に巻き込まれて、
毎日インフルエンザの検査をたくさん行っています、、。
インフルエンザの検査は痛いので(鼻に棒を入れる)、子供達に検査をするのは可哀想なのですが、
この迅速検査キットのおかげでインフルエンザの診断が楽になりました。
インフルエンザの迅速検査が広く使われ始めたのは2001年ごろからのことで、
それ以前はインフルエンザの診断は「重症感」で決めていました。
そもそも、インフルエンザに対する薬もまだ良いものがなかったので、、。
ママさん達が子供の頃は、インフルエンザにかかってもみんな自力で熱が下がるのを待っていたのです。
(「え〜、インフルエンザって薬がなくても治るんですか?!」と驚かれるママさんもいますが、、)
私が医者になりたての頃もインフルエンザは見た目で診断していました。
インフルエンザの治療薬「タミフル」が保険適用となったのが2001年。
それから、「迅速検査をしてタミフルを処方する」という治療の流れが定着して行きました。
このタミフルの効き目を過大評価しているママさんも多いのですが、
タミフルの効果で科学的に証明されていることは、「熱の期間を1日程度短くする」ということだけです。
それだけ?!って感じですよね。
1日は意外と長いので、1日発熱期間が短くなるのはありがたいですけど。
ちなみに他のインフルエンザの薬も効果はあまり変わりません。
ただ、タミフルはたくさん使われているうちに耐性ウイルスが出現してきています、、。
(薬が効きづらい場合があるということです。)
インフルエンザは毎年流行がありますが、
その年ごとに症状や薬の効き目などが違うので毎年診療していると興味深いです。
今年は今のところA型インフルエンザが流行中ですが、
年末と年始でA型インフルエンザに2回罹患している人がいるのでご注意を!
(A型インフルエンザにも色々なタイプがあるので2回かかることもあるのですが、
もしかしたら今年は多いのかもしれません)
よく聞かれるのですが、私はインフルエンザにはかかりません。
子供達から毎日パワーをもらっているので(^^)