新型コロナウイルスワクチン について

当院では、新型コロナウイルスワクチンを以下の時間に行っています。

【5〜11才】
毎週金曜日の14:00~16:00
(7月からは15:00~16:00に変更予定)

【12才〜18才】
毎週土曜日の15:00~16:00
(7月からは15:30~16:00に変更予定) 

ご希望の方は
横浜市の予約システム(https://yokohama.v-yoyaku.jp/login)
からご予約をお願いします。

(当院の予約サイトでは新型コロナワクチンの予約はできません。)
 
 
 
【こどもへの新型コロナワクチン接種について】
●基本的には高校生以上の方へワクチン接種をお勧めしています。
 新型コロナは小児が感染しても重症化することは少なく、大人になるほどワクチンを受けるメリットが大きくなるからです。
●中学生以下の方でも基礎疾患がある方はワクチン接種をお勧めします。
 基礎疾患とは:慢性呼吸器疾患、慢性の心臓病(高血圧を含む)、慢性腎臓病、悪性腫瘍、免疫不全、神経疾患、糖尿病、高度肥満
 参照:「小児の基礎疾患の範囲について」
●基礎疾患がない中学生以下の方にはワクチン接種を強くお勧めはしません。
 以下のような事情があればワクチン接種を検討しても良いと思います。
 ・高齢者や基礎疾患のある人と同居している。
 ・受験など大きなイベントを控えている。
 ・新型コロナに感染することへの不安がとても強い。
 
【ワクチンのメリットとデメリット】
◎新型コロナに感染した場合に重症化するのを防いでくれる。後遺症も防いでくれるかもしれない。
△ワクチンの効果は時間とともに弱くなる。感染を防ぐ力は期待しすぎないほうが良い。(ワクチン接種しても感染予防は続ける必要がある。)
×ワクチンによる副反応が起こりやすい。(主に腕の痛み、発熱、倦怠感、頭痛)
△ワクチンによる長期的な体への影響はまだ不明。(世界で使われるようになってからまだ1年ちょっとしか経っていない)
 
《頻度は少ないが注意すべき事項》
ワクチンによるアレルギー反応
 これまでに薬や食べ物などでアナフィラキシー(強いアレルギー反応)を起こしたことがある方はコロナワクチン接種後にも注意する必要があります。30分ほど院内で待機しましょう。
ワクチン接種後の心筋炎
 2回目のワクチン接種後、若年男性に起こりやすい。典型的な症状としては、ワクチン接種後4日程度の間に胸の痛みや息切れが出る。そのような症状が出た場合には病院を受診してください。また、念のためワクチン接種後1週間程度は激しい運動を控えることをお勧めします。
*厚生労働省による心筋炎についてのパンフレット
https://www.mhlw.go.jp/content/000844011.pdf

予防接種ストレス関連反応(ISRR)
 接種による心の負担が急性ないし慢性的反応を引き起こすことがあります(接種後に長く続く体調不良など)。
接種前後の不安や恐怖を和らげるよう、親子でよくコミュニケーションをとることが大切です。
*日本産婦人科医会によるISRRの説明
https://www.jaog.or.jp/note/思春期の予防接種と接種ストレス関連反応/ 
 
【ワクチン接種について迷っている方へ】
ワクチン接種を迷っている方は予約を取らないでください。接種当日にキャンセルはできません。

 
以下のHPも参考にしてください。
「日本小児科学会」の考え方
「基礎疾患のある方のワクチン接種」(厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A)
 ここで説明されているように、気管支喘息があること自体ではワクチン接種の必要性が変わるものではありません。喘息症状が不安定で、発作の繰り返しがある方はワクチンの接種を検討してください。

カテゴリ:予防接種

公開日:2022年5月18日