<院長の健康日記> 飲食の心得

今週、磯子区の学校保健委員会大会が行われます。

今回は小中学校の保護者や保健の先生から学校医に対しての質問を集めておいてそれに回答するというコーナーがあります。

私は内科校医として参加するのですが、さまざまな質問が事前に寄せられていました。その中で「こどもの食生活」についての質問がいくつかありました。

食事については生涯必要になる基本的な食べ方をこどもに教えることが大事だと思います。つまり「バランスの取れた食生活」です。

  • 現代風に言うと、「タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル」をバランスよくとる。
  • 鎌倉時代の「典座教訓」では「五つの色(白・黒・赤・黄・緑)の食べもの」をバランスよく摂る。
  • 「甘いもの、塩辛いもの、苦いもの、辛いもの、酸っぱいもの」をバランスよく摂る。
  • 食べ過ぎない、飲みすぎない。

「コレを食べれば健康になる!」みたいな魔法のような食べ物はないと思います。江戸時代の「養生訓」には「同じものばかり食べるのはよくない」と書かれています。バランス良い食生活が健康の基本です。

しかし、毎日食べる「お米」。コレには工夫の余地があると思います。

白米ではなくて、玄米や胚芽米には食物繊維やビタミンミネラルが多く含まれます。少し味は落ちるかもしれませんが、白米を玄米や胚芽米に変えると簡単に栄養を改善できます。オススメです。

カテゴリ:院長ブログ

公開日:2023年12月10日