<院長の健康日記> 養生訓の教え 2
「養生訓」とは:
江戸時代、儒学者の貝原益軒(かいばらえきけん)が83歳の時に出版した健康長寿の心得。当時のベストセラーになりました。(当時の平均寿命は50歳未満だったそうです。)
養生訓には、現代でも参考になるような教えが書かれています。
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養生訓に書かれている飲食の心得については、以前にも少し触れましたが、
今回は別の面白い教えを紹介します。
「怒りの後、早く食すべからず。食後、怒るべからず。憂いて食すべからず。食して憂うべからず。」
怒りながら食べるな、クヨクヨしながら食べるな、ということですね。
これは面白い教えですよね?
そして、意外と難しいのでは?
心配事があるときは食事しながらでもクヨクヨと考え込んだりしてしまうものですが、
それは健康長寿のためにはNG!
食事の時間だけは、怒りや悩みを忘れて穏やかな時間を過ごす。
そうすることで心の健康が保たれる。
食事の時間は1日2〜3回(それ以上?)あるので、
その間だけでも怒りや悩みを忘れるようにしたら、心を休めるのにとても効率的だと思います。
食事をするときには楽しい会話を!
または
食事をするときには食べることに集中して!心を無にして食事に集中!
(今っぽく言うと、マインドフルネス!)
これはすぐにでも実践したい養生術です。