<院長の子育て日記>「モヤモヤする力」悩むことは才能

以前、NHKの番組で「モヤモヤする力」という特集がありました。

現代社会では決断とかスピードとかが求められることが多いと思うのですが、

焦って答えを出さずにじっくり悩む力が注目されているとのこと。

 

私にとっては新鮮で、興味深い話題でした。

最近は特に「タイパ(タイムパフォーマンス)」とか言って、スピード重視の世の中なのかなと思っていたので。

実際、世の中の発展速度というか時代の変化も早くなっているようです。コンピューターが高性能になって計算速度も上がって、インターネットの速度も上がって、生成AIなんかも出現したりして。

「急がなくては置いてけぼりになる!」という雰囲気があるような。

 

しかし、新しいアイデアや発明はじっくり考えた先にしか無いもの。

本当は、考え続ける力、悩み続ける力の方が「即決断」の力よりも大切なのかもしれません。

 

こどもにおいても、「すぐに理解してすぐに言うことを聞いてくれるこども」が優れていると大人は考えがちですが、

本当の才能は「ゆっくり考えて、なかなか大人の思い通りに動いてくれないこども」に隠れているのかもしれません。

 

「じっくり考えるこども」や「モヤモヤと悩み続けるこども」に付き合うためには、大人にも「モヤモヤする力」が必要です。

 

カテゴリ:院長ブログ

公開日:2024年3月16日