こころのお知らせけいじばん (1)
「こころのお知らせけいじばん」は
精神科専門医いわもとあきこさんによる連載です。
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「こどもが学校に行かれない・・・。」こんな話が近年増えています。
なかでも思春期は社会・家庭・自分の関係にとまどう年頃で、
周囲とうまくいかない時期があるのは無理もありません。
ただ、ずっと学校を休んでいたら・・・。
最近の児童精神科では、特にこころの病気のようすが見て取れなくても
早いうちに一度は専門家に相談を、とおすすめしています。
なぜなら、学校に行かない間にも外の社会とのつながりを保つ居場所を持つことが重要だからです
(早期解決につながる糸口になります)。
専門家への相談で、原因により本人に合った居場所を考えることができます。
(保健室からフリースクールまで)
また、家族が相談できる相手を持つことにもなります。
専門家とは・・まずはスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーです。
また、お住まいの区の福祉保健センターこども家庭支援課でも、問い合わせて相談窓口や医療機関を紹介してもらうことができます。
厚生労働省ホームページ「こころもメンテしよう」もご参照ください。