【5才〜11才】新型コロナワクチン接種について

3月より小児用の新型コロナワクチン接種を始めます。
 
予約は★★横浜市の予約システム★★(https://yokohama.v-yoyaku.jp/login)でとることができます。
予約開始は3/7(月)午前9時です。
  
【接種スケジュール】
3/18(金)午後 20人 → 2回目の接種は4/8(金)
3/25(金)午後 20人 → 2回目の接種は4/15(金)
4/01(金)午後 10人 → 2回目の接種は4/22(金)
 
その後の接種は未定です。(ワクチンの入荷がいつになるのか分からないので)
 
 
ご希望の方は横浜市の予約システムからご予約をお願いします。
(当院の予約サイトでは新型コロナワクチンの予約はできません。)
 
 
 
【こどもへの新型コロナワクチン接種について】
●基本的には高校生以上の方へワクチン接種をお勧めしています。
 新型コロナは小児が感染しても重症化することは少なく、大人になるほどワクチンを受けるメリットが大きくなるからです。
●中学生以下の方でも基礎疾患がある方はワクチン接種をお勧めします。
 基礎疾患とは:慢性呼吸器疾患、慢性の心臓病(高血圧を含む)、慢性腎臓病、悪性腫瘍、免疫不全、神経疾患、糖尿病、高度肥満
 参照:「小児の基礎疾患の範囲について」
●基礎疾患がない中学生以下の方にはワクチン接種を強くお勧めはしません。
 以下のような事情があればワクチン接種を検討しても良いと思います。
 ・高齢者や基礎疾患のある人と同居している。
 ・受験など大きなイベントを控えている。
 ・新型コロナに感染することへの不安がとても強い。
 
【ワクチンのメリットとデメリット】
◎新型コロナに感染した場合に重症化するのを防いでくれる。後遺症も防いでくれるかもしれない。
△ワクチンの効果は時間とともに弱くなる。感染を防ぐ力は期待しすぎないほうが良い。(ワクチン接種しても感染予防は続ける必要がある。)
×ワクチンによる副反応が起こりやすい。(主に腕の痛み、発熱、倦怠感、頭痛)
△ワクチンによる長期的な体への影響はまだ不明。(世界で使われるようになってからまだ1年ちょっとしか経っていない)
 
《頻度は少ないが注意すべき事項》
ワクチンによるアレルギー反応
 これまでに薬や食べ物などでアナフィラキシー(強いアレルギー反応)を起こしたことがある方はコロナワクチン接種後にも注意する必要があります。30分ほど院内で待機しましょう。
ワクチン接種後の心筋炎
 2回目のワクチン接種後、若年男性に起こりやすい。典型的な症状としては、ワクチン接種後4日程度の間に胸の痛みや息切れが出る。そのような症状が出た場合には病院を受診してください。また、念のためワクチン接種後1週間程度は激しい運動を控えることをお勧めします。
*厚生労働省による心筋炎についてのパンフレット
https://www.mhlw.go.jp/content/000844011.pdf

予防接種ストレス関連反応(ISRR)
 接種による心の負担が急性ないし慢性的反応を引き起こすことがあります(接種後に長く続く体調不良など)。
接種前後の不安や恐怖を和らげるよう、親子でよくコミュニケーションをとることが大切です。
*日本産婦人科医会によるISRRの説明
https://www.jaog.or.jp/note/思春期の予防接種と接種ストレス関連反応/ 
 
【ワクチン接種について迷っている方へ】
ワクチン接種を迷っている方は予約を取らないでください。接種当日にキャンセルはできません。

 
以下のHPも参考にしてください。
「日本小児科学会」の考え方
「VPDを知って子どもを守ろうの会」の考え方(昨年の7月の記事なので情報が古いです。ワクチンを接種しても感染予防対策は続ける必要があります)
「基礎疾患のある方のワクチン接種」(厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A)
 ここで説明されているように、気管支喘息があること自体ではワクチン接種の必要性が変わるものではありません。喘息症状が不安定で、発作の繰り返しがある方はワクチンの接種を検討してください。

【12才以上】新型コロナワクチン接種について

2/18(金)より12才以上の新型コロナワクチン接種を始めます。
主な対象者は中学生〜高校生です。(予約に空きがある場合は成人の方の接種も行います)
 
予約は★★横浜市の予約システム★★(https://yokohama.v-yoyaku.jp/login)でとることができます。
  
3/4までは毎週金曜日の午後に接種を行います。
3/12からは毎週土曜日の午後に接種を行います。
ご希望の方は横浜市の予約システムからご予約をお願いします。

(当院の予約サイトでは新型コロナワクチンの予約はできません。)
 
 
 
【こどもへの新型コロナワクチン接種について】
●基本的には高校生以上の方へワクチン接種をお勧めしています。
 新型コロナは小児が感染しても重症化することは少なく、大人になるほどワクチンを受けるメリットが大きくなるからです。
●中学生の方でも基礎疾患がある方はワクチン接種をお勧めします。
 基礎疾患とは:慢性呼吸器疾患、慢性の心臓病(高血圧を含む)、慢性腎臓病、悪性腫瘍、免疫不全、神経疾患、糖尿病、高度肥満
 参照:「小児の基礎疾患の範囲について」
●基礎疾患がない中学生の方にはワクチン接種を強くお勧めはしません。
 以下のような事情があればワクチン接種を検討しても良いと思います。
 ・高齢者や基礎疾患のある人と同居している。
 ・受験など大きなイベントを控えている。
 ・新型コロナに感染することへの不安がとても強い。
 
【ワクチンのメリットとデメリット】
◎新型コロナに感染した場合に重症化するのを防いでくれる。後遺症も防いでくれるかもしれない。
△ワクチンの効果は時間とともに弱くなる。感染を防ぐ力は期待しすぎないほうが良い。(ワクチン接種しても感染予防は続ける必要がある。)
×ワクチンによる副反応が起こりやすい。(主に腕の痛み、発熱、倦怠感、頭痛)
△ワクチンによる長期的な体への影響はまだ不明。(世界で使われるようになってからまだ1年ちょっとしか経っていない)
 
《頻度は少ないが注意すべき事項》
ワクチンによるアレルギー反応
 これまでに薬や食べ物などでアナフィラキシー(強いアレルギー反応)を起こしたことがある方はコロナワクチン接種後にも注意する必要があります。30分ほど院内で待機しましょう。
ワクチン接種後の心筋炎
 2回目のワクチン接種後、若年男性に起こりやすい。典型的な症状としては、ワクチン接種後4日程度の間に胸の痛みや息切れが出る。そのような症状が出た場合には病院を受診してください。また、念のためワクチン接種後1週間程度は激しい運動を控えることをお勧めします。
*厚生労働省による心筋炎についてのパンフレット
https://www.mhlw.go.jp/content/000844011.pdf

予防接種ストレス関連反応(ISRR)
 接種による心の負担が急性ないし慢性的反応を引き起こすことがあります(接種後に長く続く体調不良など)。
接種前後の不安や恐怖を和らげるよう、親子でよくコミュニケーションをとることが大切です。
*日本産婦人科医会によるISRRの説明
https://www.jaog.or.jp/note/思春期の予防接種と接種ストレス関連反応/ 
 
【ワクチン接種について迷っている方へ】
ワクチン接種を迷っている方は予約を取らないでください。接種当日にキャンセルはできません。

 
以下のHPも参考にしてください。
「日本小児科学会」の考え方
「VPDを知って子どもを守ろうの会」の考え方(昨年の7月の記事なので情報が古いです。ワクチンを接種しても感染予防対策は続ける必要があります)
「基礎疾患のある方のワクチン接種」(厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A)
 ここで説明されているように、気管支喘息があること自体ではワクチン接種の必要性が変わるものではありません。喘息症状が不安定で、発作の繰り返しがある方はワクチンの接種を検討してください。

駐車場について

お車でお越しの方は、当院の提携駐車場をご利用ください。
提携駐車場は2ヶ所です。
①洋光台駐車場(24台):洋光台駅前のロータリーにあります。
②P.ZONE(6台):ハックドラッグ洋光台駅前店の隣。1階の駐車場です。
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➡︎地図はコチラ (Pのマークが提携駐車場です)

診察・予防接種・乳児健診でお越しの患者様に1時間分の駐車サービス券を差し上げます。
必ず、提携駐車場の駐車券を発行して受付にお持ちください。

こころのお知らせ掲示板「朝型、夜型」

体内時計のリズムが早寝早起きで午前中に調子のよい朝型の人と、遅寝遅起きで遅い時間に調子のよい夜型の人。正確には、朝型と夜型のどちらかのタイプにきっぱり分かれるものではなく、その二つの間のタイプも、ゆるやかに分布しています。
 朝型か夜型かは、ある程度は生まれながらに決まっており、大きな個人差を示します。朝型・夜型のタイプにより、しっかり活動できる時間帯にはかなり差が出るのです。例えば、朝型の人は夜遅い時間には夜型の人よりもはるかに強い眠気を感じます。これは、すぐに変えられる体質ではありません。
 ただし、だれでも年齢により多少変化することがわかっています。思春期以前は朝型傾向ですが、思春期以降は急速に夜型化します。この思春期以降の夜型化はヒト以外の哺乳類でも認められ、生理的な変化によると言われています。この急速な夜型化は20歳前後でピークを迎え、以降は徐々に朝型化を示します。
 さて、自然と朝型のリズムを持つ子ども。最近の子どもの睡眠について考えたいと思います。
 近年、日本人の2割以上は夜勤を伴う交代勤務をしており、社会全体が夜間も活動するようになっています。日本人の夜間の活動量、睡眠時間減少は国際的にもトップレベルです。大人が夜に働くようになり、家庭の子どももその影響を受けています。日本の子どもの就寝時刻は国際比較で50から90分遅いと言われています。ちなみに、起床時刻に差はありません。
 しかし、子どもは大人よりも朝型のリズムを持つので、大人に合わせるのは無理が生じます。夜更かしの生活では朝食を食べないことにもつながり、さらに朝食を食べないと日中の活動に支障が出ます。園や学校で、集中力が続かなくなってしまいます。実際に、「キレやすい子」の様子を詳しく調べると、単に寝不足や朝食を食べていない空腹が原因だったということも多いようです。
 就寝時刻と健康の関係を、社会全体で見直すことが必要です。

 
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「こころのお知らせけいじばん」は
精神科専門医いわもとあきこさんによる連載です。

あけましておめでとうございます。

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
院長のたかばちです。
 
今年も当院は
「はじめての小児科、はじめての漢方」のキャッチコピーのもと、
赤ちゃんとこどもとママにやさしいクリニックを目指します。
 
「はじめての小児科」というのは
初めて子育てをするママさん達を支える小児科ということです。
ママさん達にわかりやすい説明や質問しやすい雰囲気作りに務めま
す。
今年も新型コロナウイルスについてはママさん達が不安になることも多いと思います。当院ではかかりつけの患者さん達が困らないように、今年も臨機応変に診療体制をととのえていきます。
発熱外来、非感染症外来は当面継続します。また、新型コロナワクチン についても開始する予定です。ただし、小児に対する新型コロナワクチン接種の必要性についてはその時々の状況によって変わりますので、必要時にHP等で情報をお伝えするようにします。
 
「はじめての漢方」というのは
初めて漢方診療を受けるこどものための漢方内科ということです。
小児科専門医でありながら漢方専門医でもある院長の得意を活かして、困っているこども達の力になりたいと思っています。
昨年は、新型コロナワクチンの長引く副反応について漢方診療を行う機会がありましたが、今年もこども達の様々な体の症状について漢方がお役に立てるとうれしいです。
 
今年の6月で当院は開院8周年を迎えます。
8周年は賑やかにお祝いできると良いなと思っています。
今年もみなさま、よろしくお願いいたします。
 

こころのお知らせけいじばん「性別違和・LGBT」

 まずお伝えしたいのは、LGBTは精神疾患ではないということです。それによって苦悩の著しい人や、身体治療を求める人が、医療機関を訪れるのです。精神科では近年、適切に支援するため理解を深めようと動いており、その目的での情報発信です。教育の分野も同じで、2016年には「性同一性障害や性的指向・性自認に係る、児童生徒に対するきめ細やかな対応などの実施ついて(教職員向け)という研修資料を文部科学省が出しています。

 2018年の民間企業による調査では、8.9%がLGBTに該当すると答えています。レズビアン、ゲイ、バイセクシャルは好きになる性(性的指向)を表していますが、トランスジェンダーは身体的性別とこころの性別(性自認)が一致しない人を表しています。戸籍上の性別は男性と女性の二つですが、性自認にはグラデーションがあり、男性から女性への自己認識は連続的であると言われています。また、中性や無性を訴える人もいます。
 
 違和感は物心ついたときから、という場合が多いようです。しかし幼いころの症状は、のちに減ることがあります。性自認は揺らぐこともあり、自認する性別が変わることもあります。治療や相談の現場では、精神的に不調になる時期は2つあると言われます。ひとつは12歳前後で、第二次性徴により体やこころが変化し、自認する性別とのギャップに混乱する時期です。同じ時期に性自認に合わない中学校の制服や規則で悩むことも重なり、不登校などにつながることもあります。もうひとつは30代頃で、家庭や職場から結婚を期待されることで、カミングアウトの問題もあり深刻になる時期です。
 
 「いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」が実施した「LGBTの学校生活に関する実態調査(2013)」では日本のLGBTの大半が学校生活でいじめを受けたりLGBTに関してからかいをうけたりした経験を持つようです。

 このような経緯から、自己否定や孤立につながりやすくなります。ありのままの性自認を受け止めてもらえることが必要です。親が「育て方を間違った」と悩む場合もありますが、育て方によるものではなく、世界中に一定の割合で存在するのです。家族や周囲がありのままに受け止めるだけで、自尊心が驚くほど改善することはよくあります。さらに、同じような思いを持つ仲間やロールモデルに出会い、アイデンティティを確立することも必要です。インターネットで多様な性自認のあり方を知ることや、適切な当事者会で仲間をみつけ思いを分かち合うことも有効です。
 
 
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「こころのお知らせけいじばん」は
精神科専門医いわもとあきこさんによる連載です。