みつばち勉強会-どうする性教育(1)

6月の「みつばち勉強会」
「みつばち勉強会」はクリニックのスタッフとママさんパパさんが一緒に勉強する会です。
クリニックのスタッフが調べたことを皆さんと共有します。
来月のみつばち勉強会は、「性教育」をテーマにします。
「性教育」は最近話題になることが多くなりました。
小さい頃から正しい知識を学んで性犯罪の加害者にも被害者にもならないようにしよう、ということです。
しかし、私たち自身が「正しい性教育」を受けたことがないので、何を子どもに教えたらいいのか分からないというのが本当のところではないでしょうか?
実は、性教育には国際的なスタンダードがあります。
年齢別の学習目標があります。
興味がある方は下記のページををご覧ください。
このガイダンスを踏まえた上で、
家庭での性教育をどのように行なっていけば良いのか?
そもそも親である自分達の知識は正しいのかどうか?
勉強会ではその辺りをみんなで考えていきたいです。

<院長の子育て日記>子どもと一緒に過ごせる時間は長くない。

こんなこと書いたら悲しくなってしまうママさんがいるかもしれませんが、

人生のうちでこどもと一緒に過ごせる時間がどれぐらいあるのでしょうか?

 

高校卒業したぐらいで家を出てしまうかもしれない。

そう考えたら18年間ぐらい?

家を出て活動する時間もだんだん長くなるので、

実際に一緒に過ごす時間はもっともっと少ないかもしれません。

 

人生100年時代とはいえ、こどもと一緒に過ごす時間はその5分の1ぐらいかもしれません。

 

そう考えたら、色々大変なこともあるかもしれないけど

子どもと一緒にいる時間を大切にしないといけないなと思います。

もちろん、一人で過ごす時間も大切ですけど。

【重要】5/8以降の発熱診療について

5月8日以降の発熱診療について、以下のように変更になります。

発熱患者やコロナ濃厚接触者もインターネットで予約可能です。(通常の小児科診療の予約をとってください)

●診察日または診察日の前日に38度以上の発熱があった方を「発熱患者」として扱います。

1. 来院時に入口のインターホンで、「発熱している(あるいは濃厚接触者である)」とお知らせください。
2. 発熱患者や濃厚接触者の方の診察は第2診察室で行います。

●予約をとらずに来院された方も診察いたしますが、待ち時間が長くなることがあります。また、待合室が混雑している時には院外でお待ちいただくことがあります。

おさかな

先日、お魚好きな娘を連れて(連れられて?)江の島水族館に。

キラキラした目でオオカミウオやミツクリザメの標本を見つめていました。
ちょっとマニアックです(^_^;)

何故お魚好きになったのか、親も本人すらも分からないのですが

(我が家には金魚鉢の1つもないのです)。
魚へんの漢字から、生態まで。色々と覚えて教えてくれます。
子どもって、好きな物はどうしてあんなに集中して覚えていくのでしょうね。彼女が成長していく中で、このまま魚に特化していくもよいし。
いつか「あの情熱は?」というくらい、魚の事は忘れ去ることもあるだろうけど。

こども時代に、これだけ好きになるもの・夢中になれる時間があるという事。あのキラキラした目を見ると、心の栄養になっているような気もして(^-^)楽しく見ています。

写真。
1.赤クラゲ。こういうキレイなのも好き。
2.サメに「おいでー」ってしたら集まってきた図。

 

<院長の子育て日記>不安な未来は存在しない。

 

先月、診察室で小学校1年生の男の子と話していた時のことです。

その子は今度2年生になるのですが、

2年生になったら勉強が難しくなることが心配なのだそうです。

 

「2年生になったら勉強が難しくなるのが心配で心配で、

心配でいっぱいになっちゃって

勉強できないんだよ。」

と言うのです。

『え〜、心配してる間に勉強してよ〜』と私は思ったのですが、

本人は「心配すぎて勉強できない〜!」と繰り返しているわけです。

 

でも、「不安」というのはこういうものだと思います。

「不安な未来」というのは自分の心で想像しているモノであって、

本当は存在しないモノです。

本当は存在しない自分の想像に対して

クヨクヨしすぎたり、ビクビクしすぎたりするのは

ちょっとおかしいですよね。

「勉強が難しくなるのが心配だから、ちょっと予習してみよう」とか

建設的な行動になるなら良いのですが、

「心配すぎて何も手がつかない」ってなるぐらいなら

何も心配しない方がマシなわけです。

「不安な未来」は存在しない。

それはただの、自分の想像。

 

自分の「死」もただの想像。
「人間は死んだらどうなるの?」と何度か子どもに聞かれたことがあります。

カラダがどうなるかではなくて、

ココロがどうなるかを心配しているのかなと思います。

もちろん私も知りません。

ココロは天国や地獄に行くのか?

幽霊になってこの世をさまようのか?

何かに生まれ変わるのか?(最近は、異世界に生まれ変わる物語が流行っているようですね。)

宗教を信仰している方ならば、死後にココロがどうなるのか決まっているのでしょう。
その子は、「自分がいなくなるのが怖い、ココロが無くなるのが怖い」と思っているのかもしれません。

でも、もしも自分のココロがなくなって何も考えられなくなるのなら、

自分が死んだことは自分には分からないのですから、特に心配する必要はなさそうです。
自分が死んだことは自分には分からない、ならば

自分の死もただの想像でしかないのかもしれません。

<院長の子育て日記>子どもは自然、カラダも自然。

子育ては植物を育てるのに似ている、と言われることがあります。

人間も「生き物」ですから、

子育ては「自然」を相手にする行いですね。

 

現代人は「自然」を相手にすることが減っているので、

子育てに難しさを感じることが多いかもしれませんね。

 

「自然」は簡単には人間の思うようになりません。

ゲームのように「こうしたら、こうなる」という決まりがない。

敵と戦ったらレベルが上がって、レベル20になったらこの技を覚える、みたいな決まりがない。(ちなみに私はドラクエ大好きです。)

自然は放っておいても育つこともあるし、目を離さずに見張っていないと急にダメになってしまうこともある。

一所懸命お世話をしたつもりでも、思うように育たなかったり。

目を離したすきに大輪の花を咲かせていたり!

 

でも、それがおもしろい。

植物を育てるように、心を込めて、

観察したり、

水をやったり肥料をやったり。

社会全体が子育てを楽しめるようになれば素敵ですね。

 

カラダは自然

 

現代人は「自然」を相手にすることが減っている、と言っても

私たちのカラダは自然そのものですね。

カラダは人間が作ったモノと違って、なかなか思い通りにはなりません。

 

同じように食べたり、運動したりしても、人によって成長は様々です。

よく育つカラダもあれば、ゆっくり育つカラダもある。

丈夫なカラダもあれば、繊細なカラダもある。

何かをサボっていたから背が低いわけじゃないし、

ものすごい努力をしているから風邪をひきにくいというわけでもない。

 

でも、だから、おもしろい。

 

そして、私たちのカラダは取り替えられない。

私たちは与えられたこのカラダで生きていくしかない。

植物を育てるように、自分のカラダも育てられると良いなと思います。

よく観察してお世話をしたり、ちょっと忙しくて放っておいても

その後の変化を楽しめたり。

 

こどものカラダも人それぞれです。

丈夫なこどももいるし、繊細なこどももいる。

それは「自然」なのだから、誰かの思い通りにはなりません。

「自然」と上手に付き合って、人生を楽しめると良いですね。